13.将来の職業の選び方

前回の続きです。

　中高生が進路に悩む理由の一つに、学校で「将来やりたい職業を決めて、そこから逆算して進学先を決めよう」と指導されていることが多いということが挙げられると思います。で、世の中の職業って、大半が中高生の知らないものばかりなのではないでしょうか。ほとんどの生徒が思いつくのは医療関係者、学校の先生、塾の先生、ご両親の職業…くらいで、学校の先生は学級崩壊とかで大変そうだし塾の先生なんかなりたくてなるもんじゃないし。そしてご家族は朝「いってらっしゃい」して夜「ただいま」とご帰宅されるところしか目の当たりにしない。そしたら自動的に医療関係者くらいしか残らないって人も多いんじゃないかな。(もう一度言いますが、医療を選択することを否定はしていません！素晴らしい職業です！目指す人は超がんばってください！応援していますよ！)

　で、私が提案したいのは、職業ではなく「好きなこと」「興味のあること」で進学先を選ぶこと。そうすれば、そのとき知らない職業でも、自動的に「好きで興味のある分野」の仕事に近づけると思いませんか？

　これは塾長も言っていましたが、職業から逆算って言ったって、その職業が10年後、20年後に存在している保証はないわけで。逆に、オトナになるころには新しい職業が世を席巻しているかもしれない。そーゆーことです。